知らないと損する!飯塚市・田川市で使える空き家解体の補助金まとめ

「空き家を解体したいけれど、費用が高くて手が出ない」——これは、空き家を抱える多くの方が直面する悩みです。木造30坪の建物でも90〜150万円、鉄骨造なら120〜180万円が相場ですから、決して小さな金額ではありません。

しかし、自治体によっては空き家の解体費用に対する補助金制度を用意しています。福岡県内でも、田川市や飯塚市、行橋市などが補助制度を設けています。

この記事では、福岡県内の主要な補助金制度の内容をまとめ、申請時の注意点もあわせてご紹介します。


田川市の補助金:老朽危険家屋解体補助

田川市は、空き家率が20.98%(約5,410戸)と福岡県内でも特に高い地域です(出典:総務省「令和5年住宅・土地統計調査」)。こうした背景から、老朽化した危険家屋の解体に対する補助制度が設けられています。

制度の概要

項目内容
補助対象老朽化し危険な状態にある空き家の解体
補助率対象経費の3分の1
補助上限額20万円
主な要件市の基準で「老朽危険家屋」と認定されること

(出典:田川市の補助金制度。詳細な要件・申請時期は市の担当窓口でご確認ください)

ポイント

  • 対象となるのは「老朽危険家屋」と認定された建物です。すべての空き家が対象になるわけではありません
  • 補助上限は20万円と大きくはありませんが、解体費用が90万円であれば約2割をカバーでき、実質的な負担を軽減できます
  • 予算には限りがあるため、年度途中で受付が終了する場合があります。検討している方は早めの申請が望ましいです

飯塚市の補助金:空き家解体補助

飯塚市は空き家数が約12,540戸と多く、空き家率も18.21%に達しています(出典:総務省「令和5年住宅・土地統計調査」)。飯塚市の補助制度は、田川市と比べて補助率・上限額ともに手厚い内容になっています。

制度の概要

項目内容
補助対象一定の要件を満たす空き家の解体
補助率対象経費の2分の1
補助上限額50万円
主な要件市の基準を満たすこと

(出典:飯塚市の補助金制度。詳細な要件・申請時期は市の担当窓口でご確認ください)

ポイント

  • 補助率が2分の1、上限50万円と、県内では比較的充実した制度です
  • 木造30坪で解体費が100万円の場合、最大50万円の補助が受けられれば、自己負担は50万円で済みます
  • 飯塚市も予算に限りがあるため、申請は早めに行いましょう

行橋市の補助金:老朽危険家屋除却補助金

行橋市でも、老朽危険家屋の除却(解体・撤去)に対する補助制度が設けられています。行橋市の空き家率は13.65%(約4,800戸)です(出典:総務省「令和5年住宅・土地統計調査」)。

制度の概要

項目内容
補助対象老朽化し危険な状態にある家屋の除却
補助率・上限額市の窓口でご確認ください

(出典:行橋市の補助金制度。詳細は市の担当窓口でご確認ください)

ポイント

  • 制度の有無は確認されていますが、年度ごとに内容が変更される場合があります
  • 最新の補助率・上限額・申請要件は、行橋市の担当課に直接お問い合わせください

苅田町について

苅田町(空き家率12.97%、約2,670戸)については、空き家解体に特化した補助金制度は現時点で確認できていません(出典:総務省「令和5年住宅・土地統計調査」)。

ただし、自治体の補助制度は年度ごとに新設・変更されることがあります。苅田町にお住まいの方、または苅田町に空き家をお持ちの方は、町の担当窓口に最新情報を確認されることをおすすめします。

補助金を活用するための5つの注意点

注意1:工事の着手前に申請すること

ほとんどの補助金制度では、「工事に着手する前」に申請し、交付決定を受ける必要があります。先に工事を始めてしまうと、補助金を受け取れなくなるのでご注意ください。

大まかな流れは以下のとおりです。

  1. 自治体の窓口に相談
  2. 必要書類を揃えて申請
  3. 自治体の審査・交付決定
  4. 工事着手
  5. 工事完了後に実績報告
  6. 補助金の交付

注意2:対象となる建物に条件がある

多くの制度では、「老朽危険家屋」として一定の基準を満たした建物のみが対象です。まだ使える状態の建物は対象外になることがあります。自治体によっては、職員が現地調査を行って判定します。

注意3:対象経費に含まれないものがある

残置物(家具・家電など)の処分費用は、補助対象外となることがあります。残置物の処分は自己負担になるケースが多いため、事前に確認しておきましょう。

注意4:予算に上限がある

補助金には年度ごとの予算枠があります。申請が多い年は早期に予算が消化され、受付終了となることもあります。検討中の方は、年度の早い時期に動き始めるのが得策です。

注意5:他の制度との併用ができるか確認する

複数の補助制度を併用できるかどうかは、自治体によって異なります。たとえば、国の補助金と市の補助金を併用できるケースもあれば、できないケースもあります。窓口で確認しましょう。

補助金以外のコスト軽減策

補助金だけでなく、以下の方法でも解体にかかるコストを軽減できます。

相見積もりで適正価格を確認する

解体業者は必ず2〜3社から見積もりを取りましょう。同じ条件でも業者によって数十万円の差が出ることは珍しくありません。

残置物を自分で片付ける

家の中の家具や生活用品を自分で処分すれば、残置物処分費用を節約できます。自治体の粗大ごみ回収を利用すれば、比較的安く処分できます。

解体時期を選ぶ

繁忙期(年度末の1〜3月)を避け、比較的余裕のある時期に工事を依頼すると、費用を抑えられることがあります。

税制優遇を活用する

相続した空き家を解体して土地を売却する場合、被相続人居住用財産の3,000万円特別控除が適用される可能性があります(出典:租税特別措置法第35条第3項、令和9年末まで延長)。また、相続登記の登録免許税について、100万円以下の土地は免税措置が受けられます(出典:租税特別措置法第84条の2の3、2027年3月末まで)。


まとめ

福岡県内で利用できる主な解体補助金を整理すると、以下のとおりです。

自治体補助率上限額
田川市対象経費の1/320万円
飯塚市対象経費の1/250万円
行橋市あり(詳細は要確認)要確認
苅田町空き家解体特化は現時点で未確認

補助金は「知っている人だけが得をする」制度です。自治体のホームページや窓口で最新情報を確認し、使えるものは積極的に活用しましょう。

株式会社玄風は、解体工事業の許可を持つ不動産会社として、補助金の活用を含めた解体工事のご相談を承っています。「補助金の対象になるか知りたい」「申請の進め方が分からない」という方も、お気軽にお問い合わせください。顧問弁護士との連携により、相続問題が絡む案件にもワンストップで対応いたします。

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